上肢（手指）の機能障害

上肢の機能障害

上肢の機能障害は，次の表のとおり，1級4号から12級6号までの等級が認められます。

「上肢の用を全廃したもの」とは，3大関節（肩関節，ひじ関節及び手関節）のすべてが強直し，かつ，手指の全部の用を廃したものをいいます。

「関節の用を廃したもの」は，次のものが当たります。

「関節の機能に著しい障害を残すもの」は，次のものが当たります。

「関節の機能に障害を残すもの」は，関節の可動域が健側の可動域角度の4分の3以下に制限されているものをいいます。

手指の機能障害

手指の機能障害は，次の表のとおり，4級6号から14級7号までの等級が認められます。

「手指の用を廃したもの」とは，手指の末節骨の半分以上を失い，又は中手指節間関節若しくは近位指節間関節に著しい運動障害を残すものをいいます。

具体的には，次のものがこれに当たります。

「遠位指節間関節を屈伸することができないもの」は，次のものが当たります。